どうも”もつ”です!
私が映画館で観てきた感想といたしましては、恐怖と面白さが組み合わさった最高の作品だと感じました。
孤児院から養子として迎え入れられた少女エスターは、実は31歳のサイコパス殺人鬼だった。彼女は養父母や兄弟を次々と襲い、恐怖の日々を送らせる。そんなエスターの過去とは?
『エスター ファースト・キル』は、2009年に公開されたホラー映画『エスター』の前日譚であり、エスターがコールマン家に引き取られる前の出来事を描く。主演は前作に引き続きイザベル・ファーマン。
今回は、彼女がどのようにして孤児院から逃げ出し、新たな家族を探すことになったのかが明らかになる。衝撃的な展開と恐ろしい演技が見どころの本作。
この記事では、映画のネタバレあらすじと感想をお伝えします。
あらすじ
『エスター ファースト・キル』は、2009年に公開されたホラー映画『エスター』の前日譚です。孤児院に入る前のエスターの過去を描いています。
4年前に行方不明になったエスターがロシアで保護されたと知った母親が、彼女を迎えに行くところから始まります。しかし、エスターは母親の愛情を拒絶し、逃げ出してしまいます。その後、エスターは別の家族に養子として引き取られますが、そこでも悪事を働きます。
キャスト
エスター :イザベル・ファーマン
トリシア・アルブライト:ジュリア・スタイルズ
アレン・アルブライト :ロッシフ・サザーランド
ドナン刑事 :ヒロ・カナガワ
グンナー・アルブライト:マシュー・フィンラン
ネタバレ
「エスター ファーストキル」は、2009年に公開されたホラー映画「エスター」の前日譚で、31歳のサイコパス女性エスターが、外見を子供に変えて登場します。
エスターは精神病院から脱走し、偽造身分証明書を用いてロシアの孤児院に潜り込み、裕福な慈善家トリシアの養女として引き取られます。しかし、トリシアの家にはエスターが過去に暮らしていた家族の写真が飾られており、そこでエスターは自分がその家族を消し去ったことを思い出します。
エスターはトリシアの家で、彼女や夫のジョン、そして娘のメアリーを苦しめる暴力行為を繰り返します。
そして物語はクライマックスへと向かいます。エスターはトリシアを刺し、ジョンを撃ち、メアリーを窓から投げ落とそうとしますが、メアリーは逆にエスターを窓から突き落とします。エスターは死んだかのように見えましたが、実は生きており、別の孤児院に新たな計画を巡らせることになります。
作品のおすすめポイント
おすすめポイントについて4点ご紹介します!
前作「エスター」のファンなら、エスターの過去や正体が明らかになることで、より深く彼女のキャラクターを理解できる。
前作「エスター」とは、2009年に公開されたホラー映画で、孤児院から養子として迎えられた少女エスターが巻き起こす惨劇を描いた作品です。
しかし、エスターの正体は33歳の女性で、ヒポフィゼ性矮小症によって外見が子供のままであることを利用して、様々な家庭に潜り込んでいた殺人鬼だったのです。
エスターは養父のジョンに恋心を抱き、養母のケイトや実子のダニエルとマックスに嫉妬して、次々と彼らを襲っていきます。狂気的なエスターの行動は、観客を恐怖に陥れます。
そして、物語は驚くべきクライマックスへと向かいます。エスターはケイトによって湖の氷の上から突き落とされ、ついにその恐怖の行いに終止符が打たれます。
エスターの演技は、見た目は子どもだが、実は大人の女性であることを巧みに表現している。
女優のイザベル・ファーマンは、ホラー映画「エスター」でエスター役を演じたことで知られています。前作では、12歳で9歳のエスターを演じ、続編「エスター ファーストキル」では25歳にして9歳以前のエスターを演じました。
エスターの演技について、イザベル・ファーマンは次のようにコメントしています。「エスターの複雑な心理に魅了されました。彼女は自分が何者かを知りたがっている一方で、愛されたいとも願っています。しかし、感情をコントロールできず、自分が間違っていることに気づかないため、悪事を犯してしまうのです。」
イザベル・ファーマンは、エスターの外見だけでなく、声や仕草にもこだわり、彼女の正体を表現しました。その演技力は高く評価され、話題となりました。
エスターがトリシアの家で起こす様々な事件は、サスペンスやアクションとしても楽しめます。
エスターはトリシアの家に到着後、次々とトラブルを引き起こします。
例えば、トリシアの夫ジョンと不倫関係にあるメイドのエレナを殺害し、トリシアの息子マックスを襲撃し、トリシアの娘ジェニーを誘拐して車で逃走しました。これらの事件は、エスターの正体や動機を徐々に明らかにしながら、緊張感や衝撃を高めていきます。また、エスターとトリシアの対決シーンでは、カーチェイスや銃撃戦などのアクションも見どころです。
エスターは、発育不全のため外見だけ幼い33歳の女性であり、自分が愛されることを望んでいるが、感情をコントロールできないために悪いことをしてしまうという複雑なキャラクターです。
そのため、彼女の行動は恐ろしいだけでなく、哀れみや同情も感じさせます。
エスターの狂気や残忍さは、時にギャグとしても感じられます。
エスターは、自分の正体を隠すために、他人を殺したり、嘘をついたり、罠を仕掛けたりしますが、そのやり方や言動があまりにもぶっ飛んでいるために、笑ってしまう場面もあります。
例えば、エスターがメイドのエレナを殺すシーンでは、エレナがジョンと不倫していることを知ったエスターが、彼女に「あなたは悪い女だ」と言ってナイフで刺します。
このシーンでは、エスターの子どもらしい言葉遣いと大人びた行動のギャップが、ブラックユーモアとして感じられます。
また、エスターがトリシアの家から逃げるシーンでは、エスターが車を運転してカーチェイスをする様子が、コメディ映画のように見えます。
このシーンでは、エスターの幼い姿と危険な運転のギャップが、笑いを誘います。
感想
「エスター ファーストキル」は、エスターの奇妙な過去と、彼女が引き起こす恐怖に満ちた事件を描いた作品です。緻密に構築されたストーリーと、エスターの狂気的な行動に引き込まれ、目が離せません。ぜひ、この恐ろしい世界に足を踏み入れてみてください。
それじゃまた!